自宅から徒歩で3分足らずの場所に「ブエノスアイレスでも高級レストラン並みのサービスで、しかも美味しくて手ごろな料金でブランチができる店がある」と分かったのは、なんとつい最近、パレルモハリウッドからベルグラーノ地区へ引っ越す1ヶ月前の事でした。それはフィエロ・ホテル(FIERRO HOTEL) 内にあるHG エルナン・ジポニレストラン(HG HERNAN GIPPONI RESTAURANT)です。
ブ エノスアイレスの日曜の朝は、パン屋さんやキオスコ以外のお店は開いてなく、日本と比べて町並みが、ガラ~ンとしています。ポルテーニョは(ブエノスアイ レスっ子)土曜の夜は遅くまで出かけ、お昼前ごろ目が覚め、ランチは早くて午後3時ごろです。イタリア系の家族が多いアルゼンチン人は、両親や親戚の家で 時間をかけて、家族全員でスパゲッティを食べるのが昔からの習慣ですが、最近、レストランやカフェーでブランチをするのが流行っています。
フォーシーズンズやパークハイアットなどの高級ホテルのブランチやアフターヌーンティーは、以前から有名で、マダムたちの溜り場ですが、それ以外にカフェーやレストランでも「遅い朝食早いランチ」が食べられます。
HG HERNAN GIPPONI RESTAURANT では、パレルモハリウッドで住んでいる外国人や女子グループやホテルに泊まっているお客さんが多いです。
オーナーシェフのエルナン・ジポー二氏は、今、若手オーナーシェフが中心になって、アルゼンチンの新鮮な食材を使い、新しいアルゼンチン料理(NUEVA COCINA ARGENTINA)を造るというムーブメントの一人です。彼らは、欧州へ渡り、有名な店で腕を磨き、帰国したシェフたちです。
中庭でも食事ができます |
彼は、スペインのビルバオグッゲンハイム美術館のレストランとミシュラン2星レストランEl
Poblet(現在Quique Dacosta)で働き、2006年にアルゼンチンへ帰国、2010年にHernan Gipponi Restaurantを開業しました。
ここのブランチは5コースです。
まず、始めに出て来たのが、季節のフルーツとホームメードパン、オレンジジュースとブラッディマリー。
出来立てのパンとクロワッサンでした。
ごまののった目玉焼き、セロリとかぶのピューレに大根ピックルスと写真では見えないけど小さく切ってグリルした乳腺が添えてありました。
ミニミートパイとパセリ,にんにく玉ねぎのドレッシング。
ライスとベーコン入りほうれん草巻きと食用花にサパジート(少かぼちゃ)ソース。
きのこのブルシェタ。
マスのセロリクリーム添え、アスパラガス、フェンネル、ソラマメと赤じそ。
リブアイステーキ、乳房のシリアルとはちみつまぶしのモルシージャ(血のソーセージ)ソース、グリーン葉添え
デザートはアルガロバ(イナゴマメ)とバニラアイス、マンゴのシロップ煮。最後にコーヒーか紅茶も飲めます。
ワイングラスは別料金で25~30ペソ(約500円)で飲めます。一杯のシャンペンは45ペソ(800円)
ブランチは週末と祝日12.30am~3pmのみです。
平日はア・ラカルトメニューもしくは9コースのランチとディナーがあります。
コース料金は210ペソ(4000円)+飲み物です。
休日の昼から午後のひとときをゆっくりと楽しむブランチです。
ホテルの概観 |
HG HERNAN GIPPONI RESTAURANT (FIERRO HOTEL)
Soler 5862, Palermo Hollywood, Buenos Aires.
営業時間: 月~土 08:00~16:00 20:00〜24:00、日 08:00~16:00 Tel: +54 11 3220 6820
公式サイト: http://www.fierrohotel.com/restaurant
フェイスブック: https://www.facebook.com/HernanGipponi/