Oct 16, 2012

名門シェフのレストラン「パタゴニア・スール」




 ボカ地区のカミニートから100m歩くと、1920年代に建てられた家があります。2階のベランダには植木鉢に赤い花、玄関には野良犬が寝そべっています。夜は物騒で人影もない場所ですが、ここにアルゼンチンで最も有名なシェフ FRANCIS MALLMAN氏(フランシス・マルマン)のレストラン「PATAGONIA SUR」があります。マルマン氏はヨーロッパで修行した後、1983年にパレルモ地区でフレンチレストランをオープンし、同じ頃、ケーブルテレビで料理番組も担当され、人気を浴びました。


 その後、パタゴニア出身の彼は2006年から、アルゼンチンの素材をシンプルに火を通して作る料理「ガウチョ・グリル」をテレビ及び自身のレストランで広く紹介しています。

 1999年に改装されたボカ地区のレストラン「パタゴニア・スール」は定員24名の小さなお店です。
  
 インテリアデザイナーでもある彼はデザインにもこだわりがあり、レストラン内の壁はブラウン系の合成皮、そして天井からは赤いベルベットのカーテンが下がっています。またアルゼンチンアーティストの絵画も何点か飾ってあります。そしてつい最近まで、彼はここの2階に住んでいました。


 ソファーの前にあるテーブルの上には、多くの彼の料理の本やレシピの本が置いてあります。


「パタゴニア産の子羊の肉や野菜、またパンパ地方の牛肉など、アルゼンチン素材を豊富に使ったアルゼンチン100%料理」と、マルマン氏は語っています。

ランチとディナーは、前菜、メイン、デザートのコースになっています。
ドリンクのミネラルウォーターやジュース込みで620ペソ(約11000円)、ワインは別払いです。

夜のボカは治安が悪いので、夕食よりランチをお勧めします。

 前菜は子ヤギチーズ、野菜グリルとグリーンサラダ



メインはほうれん草のカネロニ


フィレ肉にハーブのサルビアとポテトにアーモンド





7時間焼いたパタゴニア子羊、マッシュポテトとルックラとアーモンド









また、マルマン氏は、1996年にワイン産地のメンドーサでアンデス料理のレストラン「1884 Restaurante」をオープンされ、隣国ウルグアイのリゾート地のJOSE IGNACIOそしてGARZONという小さな村も彼のレストランがあります。





Patagonia Sur
Rocha 801, La Boca, Buenos Aires
営業時間:木~土 12:30~16:00 20:00〜24:00        
       日曜はランチのみ
Tel: +54 11 4303 5917
*上記料金は現在11月の料金です。アルゼンチンではインフレのため、料金が上がる可能性が高いので、お店に出かける際には、必ず公式サイトにてご確認ください
 
 

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