汎アメリカン日系人大会が来年ブエノスアイレスで開催

皆さん、「パンアメリカン日系人大会」（COPANI）をご存知でしょうか？

COPANIはスペイン語のConvencion Panamericana Nikkeiの省略で、1981年　　からアメリカ大陸各地の日系人が2年ごと集まる最大イベントです。 






 この大会は、北米・南米大陸各国の日系社会が国境を越えて連携・協力し、各国日系　社会の発展を目指して設立された汎アメリカン日系人協会（APN-Asociacion 　Panamericana Nikkei/Panamerican Nikkei Association）が中心となって開催さ　れています。

COPANI　2013のロゴ

去る10月13日に、パレルモ地区の日本庭園で、APNに加盟するアルゼンチン日系センター（CNA-Centro Nikkei Argentino）が、「ブエノスアイレスで、2013年9月12日～14日に於いて第1７回パンアメリカン日系人大会が開催される」と発表しました。

アルゼンチン日系センターは、COPANIや各種イベントやコンフェレンスなどのコーディネートを行い、日系社会の協働・連携強化や文化交流に協力してきた日系団体です。CNA設立から2年後の1987年には、ブエノスアイレスでCNAの企画のもと第4回パンアメリカン日系人大会が開催されました。発展するブエノスアイレス市での国際大会は、各国の日系社会が課題を持ち寄り、さらなる発展への手がかりを探る機会となりました。（CNAホームページから）

来年の汎アメリカン日系人大会も、我が国の日系社会に大きく影響すると期待されています。

2日間に於ける大会では、各国での日系人の経験などの意見交換や日系移民関連の設備や場所を観光したり、様々なイベントが行われます。

アメリカの日系人、パラグアイの日系人、ベネズエラの日系人、メキシコの日系人、ハワイの日系人、アルゼンチンの日系人。この大会では、彼らの母国語であるスペイン語や英語で会話をしますが、共通語は日本語です。彼らは、カナダ人、ボリビア人、ペルー人、チリ人、ブラジル人、ウルグアイ人ですが、ルーツは日本。

今、日本では、出稼ぎの日系人が多く、日本人にはあまり良く見られていない日系人。

海外では、移民されてきた祖父たちが日本人の精神を守り続け、子孫に伝えてきました。アメリカ大陸、特に南米では日本人は非常に尊敬されています。「日本人はまじめで責任感があって、信用できる」。これは、日本の発展にも理由はありますが、移民者たちのおかげです。今後、我々の国、アルゼンチン、コロンビア、パラグアイ、ボリビア、メキシコ人などの社会で、日系人はどうやってその国の社会に貢献していくかが今後の課題です。

今までの汎アメリカン日系人大会開催地

1981年第1回              メキシコシティー           メキシコ

1983年第2回              リマ                             ペルー

APN矢野会長

1985年第3回             サンパウロ                   ブラジル           .
1987年第4回              ブエノスアイレス          アルゼンチン
1989年第5回              ロサンゼルス               米国
1991年第6回              アスンシオン               パラグアイ
1993年第7回              バンクーバー               カナダ 
1995年第8回              リマ                             ペルー

1997年第9回              メキシコシティー           メキシコ

1999年第10回            サンティアゴ                 チリ     
2001年第11回            ニューヨーク                 米国     .
2003年第12回            サンタクルス                ボリビア
2005年第13回            バンクーバー               カナダ

2007年第14回            サンパウロ                  ブラジル

2009年第15回            モンテビデオ               ウルグアイ

2011年第16回            カンクン                      メキシコ

2013年第17回            ブエノスアイレス         アルゼンチン

  
第17回パンアメリカン日系人大会を発表したその週末、APNの定例総会と大会準備会議が、ブラジル、ペルー、パラグアイ、チリ、米国、メキシコ、ベネズエラの日系代表の出席のもとで行われました。

アメリカ大陸の日系代表者が日本庭園を訪問し、COPANIの発表に参加しました。

セントロ日系で、当センターのメンバー、外国の日系代表者たち、2013年実行委員会のメンバーや若者グループDALE が在亜日本大使との記念写真。

来年はアメリカ大陸の日系人だけではなく、他の国の日系人や日本の大学生、日本人の参加も歓迎です。2013年ブエノスアイレスでお会いしませんか？

10月13日に行われたAPN定例総会とCOPANI　2013の発表の写真  

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COPANI 2013　のプレゼンが見れます。　

ブエノスアイレスのおもてなしレストラン「ラ･ボルゴーニュ」

高級住宅地、高級マンションなどやお店などが立ち並ぶレコレータ地区に、今年80周年を迎えた老舗の名門5星ホテル、アルベアールホテルの地下一階にはルレ・エ・シャトーRelais & Châteaux 加盟レストランの 「ラ・ボルゴーニュ」La Bourgogneがあります。

シェフのジャンポール・ボンドゥJean-Paul Bondouxが、伝統的なフランス料理の数々を毎晩、作ってくれます。フランス出身の彼は、1979年に隣国のウルグアイに渡り、フレンチレストランを、アルゼンチン上流階級が、毎年夏を過ごすプンタデルエステにオープンし、1993年にアルベアールホテル内に「ラ･ボルゴーニュ」レストランを開業しました。

周りを見渡すと、英語を話す観光客カップルや常連さんのマダムたちが誕生日を祝っていました。

メニューには最高の料理、そしてワインリストには500種類以上のワインがもリストアップされています。私たちは、チェフのお勧めで、8コースのテースティングメニューを選びました。

一品一品に、ソムリエがふさわしいワインを出してくれ、親切に品種の説明をしてくれました。アルゼンチン産の赤ワインのマルベックや白ワインのトロンテスなど。

 

スイーツとコーヒータイムの時は、4時間も経っていました。
お土産には、 自家製のパンとシェフのサイン入りの当日のテースティングメニューをもらいました。

8月の末には、このテースティングメニューは１人620ペソ（約11,０００円）でした。（値段の変更が多いアルゼンチンなので要注意）

ちなみに、アルゼンチンで一番高い一品料理は、このレストランのレモンソースかけのウルグアイ産のOSSETRAキャビアとカキです。値段は2,250ペソ（約39,000円）！

 

LA　BOURGOGNE

住所：Alvear Palace Hotel, Alvear Ave. 1891, Recoleta, Buenos Aires
営業時間：19:30〜24:00         定休日：日曜日
TEL：+54 11 4808 2100 / 4805 3857
http://www.alvearpalace.com 

＊上記料金は現在11月の料金です。アルゼンチンではインフレのため、料金が上がる可能性が高いので、お店に出かける際には、必ず公式サイトにてご確認ください。