お久しぶりです。忙しい1ヶ月でした。
3月の頭はフォークランド諸島へ行き、その後、他の取材に追われていました。
元英国首相マーガレット・サッチャーを描いた作品でフォークランド紛争を中心に描いている作品が、今月、日本で公開されました。2012年アカデミー賞においてメリル・ストリープが主演女優賞を受賞された映画「鉄の女」です。今年、その紛争から30年も経ちました。
フォークランド諸島(Falkland Islands)はアルゼンチンのウシュアイアから西北へ約778km、南大西洋にあるイギリス領諸島です。アルゼンチンではマルビーナス(Malvinas)と呼ばれています。
776の小さな島があるフォークランド諸島 |
フォークランド諸島の統治権をめぐって、イギリスとアルゼンチンの間には不穏な空気が特に2月ごろから流れていたので、フォークランドへ行けるかどうかでした。旅する4日前、アルゼンチンのティエラ・デル・フエゴ州当局は、英領バミューダ船籍の客船2隻の寄港を拒否されました。それはフォークランド諸島に寄港したことが理由だそうです。
空港は英国基地 |
アルゼンチンのパスポートを持つ私は入国できるかどうか不安でしたが、チリのサンチアゴとプンタアレナス経由で、週に1回飛んでいるランチリのフライトでMount Pleasant空港へ無事、到着しました。
マウント・プレザントは空軍基地でもあり、国際空港として利用されています。
マウント・プレザントは空軍基地でもあり、国際空港として利用されています。
入国はペンギンスタンプ・出国はアホウドリ |
アルゼンチン国際空港のエセイサのチェックインカウンターで「Mount Pleasantへ」とお姉さんに言った瞬間、頭をひねられました。「マルビーナス」と言ったら、「なるほど」とした顔でチェックインをしてくれました。サンチアゴの空港でも同じでした。
1999年からランチリでアルゼンチンからフォークランドへ行けるようになりました。
市内にはサッチャーというストリート |
友人と大学の先生は成田空港からチリ・サンチアゴへ渡り、プンタアレナスの空港で合流しました。
3人とも、1週間、どんな場所や人が待っているかワクワクでした。