両親1世や私2世の時代は「日本人会」という場があり、若者たちの私たちは、週末には日系人同士集り、スポーツをしたり、お茶を飲んだりしていました。
だが、他の集まる場所もたくさん広がり、2世同士が集まるきっかけもなくなり、時代と共に日本人会の「青年部」は消えていきました。私もその時代の青年であり、いろいろな思い出があります。(コレについては、また後でお話します)
ソシアルメディア時代に、見知らぬ青年たちが「心の兄弟」になる「国際ユース交流会」という形で若い日系人同士は集まっています。
アルゼンチンでは、セントロ日系アルヘンティーノ(Centro Nikkei Argentino)の Grupo Joven (青年部)主催で2008年から DALE INTERCAMBIO INTERNACIONAL DE JOVENES EN LA ARGENTINA が行われています。
今まで18~30歳の若者230人が参加されました。
今まで18~30歳の若者230人が参加されました。
2012年度は2月1日~5日まで行われ、コロンビア、メキシコ、ペルー、パラグアイ、チリ、ブラジルから参加者が来ました。
メキシコ、パラグアイ、ペルーそしてブラジル版もあり、新しい形で「南米日系きずな」が生まれてきています。
アルゼンチン・スペイン語の「DALE!」という意味は、英語の「let`s go」「let`s do」や日本の「がんばれ」の意味にも似ています。
第5回2012年度のPV
それぞれの国で若者たちは日系団体の組織の下で、この交流会(intercambio)が行われます。
ブラジルでは日本カントリークラブ青年(Movimento Joven Nippon Country Club )主催の 「モビメンチ」Movimente
これらの交流会では、ミーティングや打ち合わせなどは一切なく、遊びを通して体験しながら、自分を見つめ直したり、他人を更に知ったりする、大きなきっかけを与えられます。
自分の夢を追い叶える、友情の絆を築きながら、住んでいる社会に貢献し変化を与える事が目的です。日系ユース同士が集まる良いきっかけでもあります。
閉会式で40人の参加者たち |
私は16歳ごろから、エスコバール日本人会の青年部でお手伝いしたり、その後、セントロ日系アルヘンティーノでは日系ユースに関する活動を1995年からしてきました。
なんと2001年には初女性会長になり、2003年からこの交流会をアルゼンチンで行う事を目指してきて、やっと5年前に実現し、念願の夢がかないました。
今年で第5回を迎え、青年たちのみで企画できるようになり、今、私は彼らにとって、ただの「おばさん」です。ちょっとがっかりしていましたが、違う立場からこのイベントを見守っていくというのが、これからの私の役割だと、閉会式でつくづく思い、またはりあいがでました。
皆さんも、南米の日系青年を応援してください!