ボリビアと国境を接するアルゼンチンの北西部・アンデス高地、フフイ州に広がるウマウアカ渓谷は2003年にユネスコ世界遺産文化遺産に登録されました。
グランデ川によって切り開かれた南北155kmの渓谷で1万年以上前から人間が関わり、交易ルートとして使い続けてきました。そして現在も人々はこのルートを通って移動しています。
従来、その物々交換や収穫物の輸送手段として使われていたのがリャマでした。
先住民が画いた壁画にもリャマは残っています。
現在、リャマは西部の高地・プーナではまだ多く見かけられますが、この渓谷ではめずらしくなっています。
そんななか、ブエノスアイレス出身のサントスさんは、2001年にティルカラに移り、2003年からリャマ トレッキングを行っています。
リャマに荷物を積んで昔の人たちと同じようにリャマと一緒に「山道」を旅します。
ティルカラ周辺の4時間トレッキングから4泊5日の山旅もあります。
サリナスグランデス塩湖を回る半日ツアーは、現地コミュニティの方が案内してくれます。彼たちは、数年前まで塩をリャマで町まで運んでいました。
25頭のリャマを飼育しています。みんなちゃんと名前が付いています。Ñaui, Pampa, Puka, Churito,
Sarumán, Aparenteや Yanaなど
1頭のリャマくんは25~30キロの荷物を運ぶ事ができます。
この仕事は殆どオスのリャマが担当していて、メスは出産と子育てをしています。
私もティルカラからマイマラと言う小さな町のふもとまで山を越えながらリャマくんたちとトレッキングしました。なんとインカ時代へタイムスリップしたみたいでした!
みなさまもウマウアカ渓谷でリャマ キャラバン体験をしてみませんか?
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Caravana de llamas
(スペイン語・英語のみ)
リャマ キャラバンの案内人はTILCARAティルカラ観光インフォーメーションセンター内にいます。