錦織圭選手とアルゼンチン人の応援・ブエノスアイレスATPツアー

　ATPツアーブエノスアイレス（正式大会名はCOPA CLARO）が２月１８日～２６日まで行われています。

アルゼンチン選手は９人も出場しています。特に注目されているのは、DAVID NALBANDIAN （ATPランキング８４位）です。昨日の準々決勝ではスペインのCARLOS BERLOQに勝ち、準決勝に進みました。

　スペイン選手も９人です。その二人、1昨年前、今大会を優勝したスペインのNICOLAS ALMAGRO （ATPランキング１０位）とDAVID  FERRER （ATPランキング　５位）がベスト４に入りました。アルマグロは先週、ブラジルオープンで優勝し、フェレールは去年のデ杯決勝戦でアルゼンチンチームと対戦し、優勝された１人です。

　でも、一番注目されているのは、オーストラリアオープンでベスト８に進出し、今大会、初出場の錦織圭選手です。

　第４シードで出場した錦織くんは、１回戦で２００３年全仏チャンピオンのフェレーロを７－５、３‐６、６‐２で破り、その後、２回戦ではルーマニアのハネスクと対戦３－６、７‐５、６‐１で逆転勝ち、ベスト８に進みました。

　彼はIMGニック・ボロテリー・テニスアカデミー所属でダンテ　ボティニというアルゼンチン人がコーチです。

　「NISHIKORI、アルゼンチンなまりの日本人」と現地新聞に掲載されました。
練習中エラーする度、「アルゼンチンなまりのスペイン語で話すのでびっくり」LA NACION紙　スポーツ

OLE　スポーツ新聞

　「お肉が好き」「プレッシャーには気にしません。楽しくやっています。国の為にベストを尽くしています。日本の多くの子供たちがテニスをするように願っている」

 ESPN　スポーツ

　「クレー経験を積みたいので、ブエノスアイレスの大会に参加しました」

　ハネスクと対戦をテレビでみた両親は「錦織くんを肉眼で見たい」と言われ、昨日、第６シードスイスのワウリンカの準々決勝を観戦しに行きました。

ワウリンカと試合前のツーショット

　残念ながら、錦織くんは準々決勝でワウリンカと４－６、２－６で敗退されましたが、試合中では「VAMOS KEI ！」「VAMOS KEI！]と多くのアルゼンチン人の応援がありました。

　横にいたアルゼンチン人の１５歳ぐらいの男の子は、父に「日本語で　VAMOS KEIはどう言うの」と聞いていました。

　父は「ＧＡＮＢＡＲＥ」だよ、と嬉しく答えていました。

ブエノスアイレステニスクラブ

　ブエノス在住の日本人が錦織くんを応援しに来るかと思っていましたけど、平日の２PM試合開始だったせいか、私たちを含め１０人ぐらいでした。

　多くの日本人が彼を応援してほしかったですが、アルゼンチン人の「VAMOS　KEI」の声援は、確かに錦織くんには届いているでしょう。

　今後もがんばってください。　 　VAMOS KEI !!!!　ＧＡＮＢＡＲＥ　錦織!

ボール広いの男の子、かわいい！

ユニクロのユニフォーム、いいですね！

準決勝に進出したスペインのアルマグロ

番組放送の案内・2月25日・イグアスの滝が３Dで！

 

2011年からはじまった「THE世界遺産3D GRAND TOUR」。ＢＳ－ＴＢＳでは初めての３Ｄによるレギュラー番組です。

                       

今回はイグアスの滝が登場です！

「THE世界遺産3D　GRAND　TOUR」　BS TBS　２/２５ (土)　 17:29 ～ 18:00

 

３D撮影は、カメラを一度に2台使用します。

モノを立体的に撮影するために右目用と左目用にそれぞれ1台ずつカメラが必要です。

ロケ中は水量が多く渋きがありました。

右側に見えるのが歩道橋です。

 

晴れると虹がいろいろな場所で見かけられます！

リャマ キャラバン体験しませんか？

ボリビアと国境を接するアルゼンチンの北西部・アンデス高地、フフイ州に広がるウマウアカ渓谷は2003年にユネスコ世界遺産文化遺産に登録されました。

グランデ川によって切り開かれた南北155kmの渓谷で１万年以上前から人間が関わり、交易ルートとして使い続けてきました。そして現在も人々はこのルートを通って移動しています。

従来、その物々交換や収穫物の輸送手段として使われていたのがリャマでした。

先住民が画いた壁画にもリャマは残っています。

現在、リャマは西部の高地・プーナではまだ多く見かけられますが、この渓谷ではめずらしくなっています。

そんななか、ブエノスアイレス出身のサントスさんは、2001年にティルカラに移り、2003年からリャマ　トレッキングを行っています。 

リャマに荷物を積んで昔の人たちと同じようにリャマと一緒に「山道」を旅します。

ティルカラ周辺の4時間トレッキングから4泊5日の山旅もあります。

サリナスグランデス塩湖を回る半日ツアーは、現地コミュニティの方が案内してくれます。彼たちは、数年前まで塩をリャマで町まで運んでいました。

 

25頭のリャマを飼育しています。みんなちゃんと名前が付いています。Ñaui, Pampa, Puka, Churito, Sarumán, Aparenteや Yanaなど

1頭のリャマくんは25～30キロの荷物を運ぶ事ができます。

この仕事は殆どオスのリャマが担当していて、メスは出産と子育てをしています。

私もティルカラからマイマラと言う小さな町のふもとまで山を越えながらリャマくんたちとトレッキングしました。なんとインカ時代へタイムスリップしたみたいでした！

みなさまもウマウアカ渓谷でリャマ　キャラバン体験をしてみませんか？

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Caravana de llamas

Web:  www.caravanadellamas.com

e-mail: contacto@caravanadellamas.com.ar    

（スペイン語・英語のみ) 

リャマ　キャラバンの案内人はTILCARAティルカラ観光インフォーメーションセンター内にいます。

 

   

アルゼンチンの塩湖がHONDAのCMに

 アルゼンチン北部、標高約3454mにある塩湖、サリナスグランデスで撮影されたHONDA　CIVICの新しいCMです。 1月下旬からアルゼンチンのテレビで流れています。

                              

サリナス　グランデス（Salinas Grandes)は、ボリビアのウユニとアルゼンチンのアリサロに次ぐ、世界で3番目に大きい塩源です。世界遺産のウマウアカ渓谷のプルママルカという町から西へ2７０ｋｍ離れた場所にあり、車で2時間ぐらいで着きます。

車窓から、青空の下に一面に白い世界が広がります。

近くには、現地人が作った、塩のブロックで加工されたものや、塩で出来たテーブルやなリャマのお土産もあります。

サリナス・グランデの塩採取場。穴を掘って約11ヶ月待つと結晶ができるそうです。

プルママルカの町（標高約2192m）の近くリパン峠（標高4170m）から下がっていく車窓からの風景です。この国道52号線を西へ行くと、チリの国境まで行けます。

 サルタ市、フフイ市もしくはプルママルカから1日ツアーがあります。

サルタ滞在でしたら、サンアントニオ　デロス　コブレス（雲の列車）、サリナスグランデス、プルママルカ、フフイの1日ツアーが出ています。

ちなみにブラジルで公開されたCMはこちらです。

    

Dale! アルゼンチン国際日系ユース交流会

今のアルゼンチン日系青年3・4世同士の交流がないのが事実です。
両親1世や私2世の時代は「日本人会」という場があり、若者たちの私たちは、週末には日系人同士集り、スポーツをしたり、お茶を飲んだりしていました。

だが、他の集まる場所もたくさん広がり、２世同士が集まるきっかけもなくなり、時代と共に日本人会の「青年部」は消えていきました。私もその時代の青年であり、いろいろな思い出があります。（コレについては、また後でお話します）

ソシアルメディア時代に、見知らぬ青年たちが「心の兄弟」になる「国際ユース交流会」という形で若い日系人同士は集まっています。

アルゼンチンでは、セントロ日系アルヘンティーノ（Centro Nikkei Argentino)の Grupo　Joven (青年部）主催で2008年から DALE INTERCAMBIO INTERNACIONAL DE JOVENES EN LA ARGENTINA が行われています。

今まで18～30歳の若者230人が参加されました。

2012年度は2月1日～5日まで行われ、コロンビア、メキシコ、ペルー、パラグアイ、チリ、ブラジルから参加者が来ました。

メキシコ、パラグアイ、ペルーそしてブラジル版もあり、新しい形で「南米日系きずな」が生まれてきています。

アルゼンチン版はDALE!　　

アルゼンチン・スペイン語の「DALE！」という意味は、英語の「let`s　go」「let`s　do」や日本の「がんばれ」の意味にも似ています。

                                                 第5回2012年度のPV

それぞれの国で若者たちは日系団体の組織の下で、この交流会（intercambio)が行われます。

ペルー版はアエルスポーツクラブ主催（Movimiento de Menores AELU）のリデルカンビオ」LIDERCAMBIO 

ブラジルでは日本カントリークラブ青年(Movimento Joven Nippon Country Club ）主催の　「モビメンチ」Movimente 

メキシコは日墨協会青年 (Organización de Jóvenes de la Asociación Mexico Japonesa ）主催の「ビブラ・ホベン」 VIBRA JOVEN 

パラグアイはセントロ日系パラグアイ青年（Union de Jóvenes Nikkei de Centro Nikkei Paraguayo ）主催の「フェニックス」FENIX 

これらの交流会では、ミーティングや打ち合わせなどは一切なく、遊びを通して体験しながら、自分を見つめ直したり、他人を更に知ったりする、大きなきっかけを与えられます。

自分の夢を追い叶える、友情の絆を築きながら、住んでいる社会に貢献し変化を与える事が目的です。日系ユース同士が集まる良いきっかけでもあります。

閉会式で40人の参加者たち

　私は16歳ごろから、エスコバール日本人会の青年部でお手伝いしたり、その後、セントロ日系アルヘンティーノでは日系ユースに関する活動を1995年からしてきました。

なんと2001年には初女性会長になり、2003年からこの交流会をアルゼンチンで行う事を目指してきて、やっと5年前に実現し、念願の夢がかないました。

　今年で第5回を迎え、青年たちのみで企画できるようになり、今、私は彼らにとって、ただの「おばさん」です。ちょっとがっかりしていましたが、違う立場からこのイベントを見守っていくというのが、これからの私の役割だと、閉会式でつくづく思い、またはりあいがでました。

　皆さんも、南米の日系青年を応援してください！

      

番組の放送のご案内 ウマウアカ渓谷 THE世界遺産

 ちょうど1年前、アルゼンチン北部でロケしたのが今週オンエアされます。
時間があれば、是非、ご覧ください。

 

「THE世界遺産」　2/5日（日曜）

　TBS     午後6時～　ウマウアカ渓谷

  

 http://www.tbs.co.jp/heritage/

https://www.facebook.com/heritage.TBS
(フェイスブック)

 


 

日本では「花祭り　El Humahuaqueño」の楽曲で知られるウマウアカ渓谷は、赤・黄・オレンジなど、カラフルな地層の絶景が広がっていますが、自然遺産ではなく世界文化遺産で登録されています。

毎年カーニバルの時期、ウマワカ渓谷では、独特なカーニバルが開かれます。

その期間中は朝から晩まで老若男女問わず大騒ぎ。ユニークなのは、地底から現れる“悪魔”たち。街中に３００人以上の悪魔が大暴れして、人々を熱狂の渦に巻き込みます。

そんな奇祭に日本のテレビカメラが初めて足を踏み入れました 

（ﾃﾞｨﾚｸﾀｰのコメント）

 

 

ウマウアカ渓谷への行き方などやお勧めの場所などは後ほど書き込みます。

よろしくお願いします。