スポーツ紙のオレの一面は「もう一つ神の手」 |
新ローマ法王に選ばれたホルヘ・マリオ・ベルゴリオ枢機卿は、3月13日に、第266代のローマ法王に選ばれました。アルゼンチンでは、質素な生活を主張し、同性婚や女性の立場について伝統的な立場を取ってい た新法王に注目が集まっています。
法王名は「フランシスコ1世」。約2千年のカトリックの歴史で、初の米州大陸 出身、そしてイエズス会出身の初の法王でもあります。
選出された日は、ブエノスアイレスからテレビもネットもない車で1時間の場所にいた私は、ある日本のテレビ局から「新法王はアルゼンチン人」という電話で知りました。
その朝、家を出かける前、テレビで「ローマ法王選出コンクラーベ1回目は黒煙」と見たので、「まだまだ決定には時間がかかるんだな」と思っていたので、「白煙」で「アルゼンチン人出身」と聞いて驚きのニュースでした。
当日、ブエノスアイレスメトロポリタン市大聖堂に様子を見に行ったのは、ちょうど夕方のミサの終わりでした。多く集まった信者たちと話をすると、「今のアルゼンチンには希望の光だ」「誇りに思っている」[思いがけない出来事・感動している」などのコメントが多かったです。感激しながら涙を込めて心から喜んでいる人たちもいました。イエズス会の大学出身の私も彼らの声を聞き、感動しました。
ブエノスアイレスメトロポリタン大聖堂にて(3月13日の午後) |
水色と白のアルゼンチンの旗や白と黄のバチカンの旗 |
7pmのミサが終わり、大聖堂の前では、若者や年配の人、信者たちが「ビバ!フランシスコ1世」
の歓声があったり、アルゼンチン国歌を歌う人もいました。
世界そして南米に新しい空気が吹くように心から祈ります。
中南米のカトリック事情を説明しているブログ記事です → カトリックの新法王は初めてラテンアメリカからアルゼンティン人のフランシスコ1世がコンクラーベで選出される